後見について

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この制度には「任意」と「法定」の2種類があります。この二つの違いはどこに由来するかということを端的に言うと、本人の判断能力が不十分になる前なのか後なのか、ということになります。


法律用語では「任意」は本人の自由意思によ、「法定」は強制力によるものということを指します。ですからこの場合も、任意であるというのは、本人にまだ判断能力があるのですが、これが衰えてきている自覚が本人にもあるため、将来衰えがさらに進んだ時に助けてくれる人を自ら指定して裁判所に申し立てを行うということです。これは「契約」的な行為と言えます。
一方「法定」とは、判断能力が衰えたと判断された場合、親族などが家庭裁判所に申し立てを行うことで法律の規定による強制力のある措置と言えます。これは本人の判断能力をどの程度失っているかという度合いによって3段階の類型に分けることができます。
買い物などの日常の行動はできても、財産行為などの判断が不十分な場合は「補助」となります。これより援助の程度が上がると「補佐」となりますが、日常的なこともできなかったり、自分や家族の名前すらわからないなど、判断能力が
ほとんどない場合には「後見」が必要であると判断されます。